東証のシステム障害の件

ちょっと思うところがあったので取り上げます。
参考:ニュース - 東証のシステム障害、設定ミスをテストでも見抜けず:ITpro

【原因】

板情報を配信するプログラムは本来、1銘柄当たり1280バイトの作業用メモリー領域を2万8000銘柄分、合計3万5000Kバイト確保するよう記述しなければならない。だが、1銘柄当たりのメモリー領域を誤って4バイトとしてしまったため、プログラムは本来の320分の1の109.375Kバイトしか確保しなかった。結果として89銘柄以上の板情報の問い合わせが同時に発生すると、作業用メモリーが足りなくなり、情報配信システムがダウンした。

設定ミスと言ってますが、どうも気になるところがあります。
「1銘柄当たり1280バイトの作業用メモリー領域」が「1銘柄当たりのメモリー領域を誤って4バイトとしてしまった」だと、完全に仕様齟齬な気がしてなりません。コミュニケーション不足じゃないですか??
障害が発生して、「え?4バイトって言ってませんでしたっけ?」なんてことがあるように思えます。
これが、「2万8000銘柄分」を「88銘柄分」と言うのならば、「本番想定の銘柄分のテストをしていなかった。」でわかるのですが。
(テスト機のメモリを圧迫しないため、テスト数分の銘柄+アルファにしたというのはわかります。)

鈴木CIOは「設定をミスしたのはベンダーの富士通」とした上で、「多数の銘柄に対し板情報の問い合わせがあった場合をテストケースに含んでいなかったのは我々の責任。もっと幅広くテストすべきだった」と陳謝した。

確かにそうなのかもしれないけれど、想定数値ってベンダーに伝えますよね。
だから、ベンダーも一度は本番想定なテストをすると思うんです。
せめて・・・

 現在、派生売買システムで扱っている銘柄数は約2万銘柄。板情報を配信するシステムは、今後の銘柄増を見越し2万8000銘柄まで対応可能となっている。だが「そのほとんどが株式のオプションであり、取引頻度はあまり高くない。板情報の問い合わせがあるのは通常数100銘柄程度」(東証広報)だった。そのためか多数の銘柄に対応したテストケースを用意しておらず、20日に取引参加者を交えて実施したテストでもミスを発見できなかった。

ならば、2万銘柄を突っ込んだ上で100銘柄の板情報の問い合わせの性能テストはしないとまずいでしょう。
DCQの優先順位でやったと考えても、バランスが悪すぎな気がします。

要件〜テストまでの品質・・・凄く大事ですね。と、改めて思うみゃみゅ玉子なのでした。